赤ちゃんの熱中症対策
赤ちゃん（乳幼児）は、体温調節機能がまだ十分に発達していないので、大人よりも熱中症にかかりやすいといわれています。つまり、より一層、熱中症予防・対策をしっかり行う必要があるということになります。
その対策としては、まずは水分を多めに摂らすことです。赤ちゃんは新陳代謝が活発で、汗や尿として体から出ていく水分も多く、脱水を起こしやすいのです。水分を多く含む食事で定期的な水分補給をしてあげましょう。
次は熱や日ざし対策です。赤ちゃんは自律神経の働きが未熟であり、放熱や発汗による体温調節もうまくできません。そこで衣服も熱のこもらない素材や薄い色を選び、日光を遮る帽子もいつも身につけさせましょう。
赤ちゃんは小さいので地面の熱にも気をつけてください。ベビーカーを利用しても、大人よりも地面に近い状態になります。地表からの熱を受けやすいので、気温や湿度に注意しましょう。
そして、暑い環境に放置するようなことは絶対に避けましょう。特に乳幼児は自分の力で移動できません。「ちょっとの時間だから」と放置するのは非常に危険です。車内に置き去りにするなどは絶対にやめてください。
赤ちゃんは体の不調を、自分の言葉でちゃんと伝えることができませんし、服装や摂取するものによる暑さ調節もできません。まわりの大人は、赤ちゃんの汗、体温、顔色や泣き方など様子を常に気にかけましょう。